ぢゃいろ
070

ちょっと空き間隔が長くなった。
いろいろあったんで、少しログ書く気力も何もない状態だった。
その状態はこっちに書いた。

そんな荒んだ状態で、日曜、コドモと近所の公園に
公園に到着すると、近くの小学校のユニホームを着た野球部の少年達が、公園で思いっきり半公式練習(?)をしてた。

バシーン。パシーンと軟球ボールが飛び交う。

その公園。小さい子供も遊んでいて、実に危険な状態。
実際、公園での野球は禁止されている。
「あぶないな。」と思いながら遊んでた。
段々とエスカレートしてく少年達。金属バットを持ち出して打つ奴らも出てきた。

でピッチャーらしき少年が
「今度はジャイロボールを投げるからな。」と語った。

子供の他愛もない戯言だとはわかってる。

しかしながら、それを聞いて何だか滅茶苦茶、腹がたった。

そんな球は漫画の世界だし、かの松坂大輔が投げると言われている球も本人が意識して投げている球でもない。あの松坂ですら、意識して投げられない球なのだ。
それを、まがりなりにも野球のクラブに入っている奴らが語っている。

彼らは真剣に野球の練習してる訳でなく、クラブで培った技術を知らない人達の前で自慢気に披露したいだけだと判断。

即、行動した。
つかつかと彼らのところへ行く。

「お前ら、ココで野球をしちゃいかんこと知っているだろ。」

「それで。」とボスらしき少年が語る。完全に大人を舐めている。

「お前らのボールが、小さい子に当ったらどうなる。」

「そりゃ怪我するな。」

「それだけ判っているんなら、やめろ。」

「どーして止めなあかんの。関係ないやろ。」

「お前、どこの学校だ。そこ(近所)の学校だろ。名前を言え。」
実際、奴らのユニホームにデカデカと学校の名前が入っていたし、彼らの背中にはご立派にもレギュラーナンバーを背負っていたのを、承知済みだが...。

「そうだけど何か。」

「今から行って、野球部の監督に、そういう指導してるのか聞いてくる。」

私も本気。少年の態度はとんでもないのだが、こういう体育系の部活動の児童に、どんな指導をしたら、こうなるのか聞いてみたいと思ったのだ。
最近は技術だけを教えて、礼節や社会のルールは教えないのか。

彼らも直ぐに面が割れると判断したんだろう。レギュラーナンバーを背負っているだけに、マズイと判断したと思う。

「わかったよ。やめりゃいいんやろ。」

「それで止めるんだったら、最初からすな。」

ぶつぶつ言いながら、止めて固まってたむろしだす少年達。

それで、小さい子供達が、その辺りでやっと遊び出した。

少年達には可哀想なことをしたとは思ったが、ルールはルールだ。
彼らは30分ぐらい、ずっと固まってごちゃごちゃ、ワタシに対するあてつけのような台詞を吐いていたと思う。

そうこうする内に、別の大人が子供を連れて来て、堂々とキャッチボールをしだした。
それまでの経緯が判らないそのグループは、何でユニホームを着た少年達がそこでたむろしてるのか判らなかったはずだ。

目で訴える少年達
「何で俺達はダメで、あの大人達は良いのや。」って言っているようだった。
彼らは彼らで、試合にでも負けたんだろう。練習をしたそうな雰囲気も判った。

ワタシも心苦しい。
その大人に指摘しに行こうとも思ったが、ある程度、邪魔にならんように危険にならないようにやってる。
言いに行けば、多分、今度は大人の本気のバトルになりそうな予感。
無視を決め込んだ。あんまり気分は良くない。

暮れ始め、近所のお母さん方が小さな子供を連れて帰り出した。
殆どの幼児達が帰った。
ワタシもコドモと帰ることにした。

少年達の塊に行き、ボスのとこに行く。

「何だよ。従ってるだろ。」

「お前らと同じような奴ばかりになった。練習やれよ。」

無言の少年。
少年以外は、散らばりだして練習を始めた。

大人の本気を判ってくれたのかどうだかは判らないが、ボスの彼に何かは伝わったのかと思う。

あの時「ジャイロ」と言うふざけた台詞が無ければ、ワタシも行動してなかった。

そんなことをして、自分のコドモが返り討ちのいじめに合わないか心配じゃないかって?

いやいや、奴らの背番号はきっちりアタマに叩きこんでいる。
もし、何かあったら、彼らの試合にでも行って、野球部の監督と奴らの親一人一人と、今度は本気のバトルをしようとオモッテマス。

そこまで現代の運動部の少年達が卑怯でないことを願いたい。
| 青春 | 01:09 | comments (8) | trackback (0)
Comment
野球道やな (`-´)
| 小山美樹 | 2007/03/10 02:10 PM |
>>ミキティ
クラブ活動でやるくらいな奴なら、野球をなめるな!
 \(*`∧´)/
ってとこなんかな。
| ink | 2007/03/11 08:17 AM |
短気なやっちゃ
下手したら刺されるど
| wink | 2007/03/12 11:08 PM |
>>winkさん
はじめまして!心配ありがとうございます。
確かに短気でしたね。その点は反省している次第です。
近頃の社会情勢を見ると黙っていた方が良いのかもしれない。

でも、野球を通じて少年達が、真っ直ぐに育つことを願うことは、悪でないと思うんですが...。
| ink | 2007/03/13 12:18 PM |
ん〜 難しいですね 
私だったらどうするかしら。。
| tAma. | 2007/03/13 11:11 PM |
>>taMa.さん
こういう時は、黙って見つめるに超したことはないかも。でも寂しすぎな世の中。まだ良心があること信じたいです。
| ink | 2007/03/14 08:16 AM |
アタシなら間違いなく「それで。」の時点で胸倉掴んでますね・・。
でも、大人だってやってるからという方便が彼らの中に当たり前のように刷り込まれてしまっている。
手本となるべき大人達がアホになってしまっている。
めちゃ悲しいですわ。
| f | 2007/03/19 01:16 AM |
>>Flapせんせ
ちょーっと待った!
胸倉つかんじゃいけませんって!(笑
いくら彼らが道義的に悪いとは言え、それをしちゃ大人は皆、直ぐに直接行動で訴えるみたいな悪循環でっせー。

大人達も、いろいろと追われる現代。世知辛い世の中になってます。相手を思う気持ちでぶつかるってことを心がけたいなと思っておるのです。
ちと色々ありまして、心境の変化かな。
| ink | 2007/03/19 12:18 PM |
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