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写真も楽しそう
080129

 相変らずの遠征生活は続いているものの、少しずつ慣れてきた。方法論も前ログで書いたみたいにバスとか列車とかいろいろ試しているので、選択肢が増えたと言うか何とでもなりそうな気持ちに変わったトコロが大きいかな。

 全然、話は変わるけどデジタル一眼レフを買った。コンパクトカメラで十分、写真は構図と瞬間とアイディアなんて思っていたけど、いろんなサイトを見ているとやっぱり一眼レンズで出せる表現には敵わないなぁ。なんてうらやましく思っていた。

軍資金なんて殆どないので、中古ショップ巡り
Pentaxの銀塩カメラがあったんでレンズ自体は当分それで我慢して本体だけと思ってた。ある店先で標準レンズ付きでPentax *ist DSつーカメラが並んでた。あんまり使ってなさそうでピカピカ。汎用機のK200Dが出た現在、もう3世代落ちかな。
でもコイツは値段3万円也。最新のコンパクトカメラより安い。ニヤリ。
これは天の思し召し。画素数600しかないけどと悩みながらも即決。

で、ワタシのデジイチ生活が始まった。
カメラを構えてるといろんなものが切り取られて面白い。それ以上に被写体選びが難しいなぁなんて思った。本当は人を撮るのがいいなと思ってるけど、人を撮るにはその人との了解が成立しなければありえない。そんな了解を得た写真は面白くない。
で、自然と風景や静物にレンズは向いてしまう。
当分は、そんなこんなで練習だ。練習。

幸いなことに師匠にmameさんもいるし、楽しんでみようと思っています。
こちらのブログには絵で行くつもりだから、他のトコにアップしようかなとも考えたけど、これ以上管理するブログが増えるのはタイヘンだから、このサーバーで即席集積所を作りました。
写真の方は気が向いたらこっちにポコポコ入れてみます。見るからに、まだまだですね。(苦笑
本当は鰹叩き王国の遠征先まで持ってゆきたいけど、ちと荷物多すぎなので無理そう。
| つぶやき | 21:30 | comments (4) | trackback (0)
夜行バス
080119
休み前の日、鰹叩き王国から、どしても帰ってきたくて最後の選択肢の夜行バスに乗った。王国への経路としては、1.航空機−JRor、2.新幹線−JR、3.高速バスとがある。
宿泊して、航空機で帰ってくるのが一番楽なのだが、そうすると休日が半分潰れちゃったりする。休日前と言う事で夜行バスに乗ることにした。夜行バスと言えば、大学生時代、仙台とかへ学会の発表なんかで使ったり、スキーで使ったりしたこともあって、多分大丈夫だろうなんて思ってた。

しかしチケット発売の時点から、暗雲が漂ってた。チケット販売所では長蛇の列。原因は概ね窓口販売員にあった。だらだらと愛想なく応対するおばはん。その後ろではJR職員がチェックしながら見守っているが、そんなことはどこ吹く風。
ワタシの前に並んでいたおばぁちゃん。長いこと窓口に並んで、自分の番になっておっかなびっくりそのおばはんのとこに行った。聞くところ、どうやら連絡していたJRが遅れてしまったので、予約していたバスに乗れなかったらしい。
その無愛想なおばはんが「JRの窓口で延滞証明貰ってきて!」と一言だけ。
悲しそうに、窓口をどこか聞くおばぁちゃん。「それで間に合いますか。」とも聞いてた。それを聞いても何処吹く風のおばはん。しかし、こんな応対、普通ならねぇよ。航空機のANAの窓口だったら、絶対に職員が走ってくれる。しかも、遅れを起こしたのは、あんたのバス会社と同属のJRだぜ。
 怒りを我慢して、自分の番をこなす。ネットで予約してたから、単に入金だけ。話をすると、切れそうだったんで、語る言葉も最低最小限にした。ごちゃごちゃ言っていたが、「あ。そ!」の一言で応対した。

深夜になって、バス停に向かう。結構、人がいる。若い人間、歳食ったおばちゃん、ワタシと同じようなサラリーマン。
若者は交通費を節約して、彼女にでも会う人か。おばちゃんは結婚した娘のとこへでも遊びに来たんだろう。皆、心なしかうれしそうな顔をしてる人はいない。

バスに乗り込む。よどんだ雰囲気に押しつぶされそうになる。

パンフレットに載っていたのは、「ゆったり楽々な3列シート」

現実には、3列に分かれてはいるものの、左側の2列は間隔が20センチ空いただけの隙間。これは通路があると言わない。建築の世界では45センチが人間が横になって通れる隙間だ。先行停留所から乗り込んだ人達はもう落ち着いてる。肘掛けに手を置いている人にぶつかりながら自分用に割り当てられたシートに向かう。そうしないとたどり着けない。途中にショートカット通路もない。リクライニングは一応するが、安眠出来るもの?と聞かれれば、ノーだ。最悪の設計のバス。バスにはトイレが付いているのだが、最も左の席からは夜間には絶対にトイレにたどり着けない構造となってた。安さと時間的節約だけを買ったと自分を納得させる。

バスの使い方の説明放送が一通り済み、消灯する。廻りを見ると、皆、慣れたもので寝息を立て始めている。ワタシはと言うと落ち着かず、ヘッドフォンラジオを聞きつつ目を瞑った。うとうとし始めたが、途中休憩で起こされ、また振り出しに戻る。腰も痛くなり始めた。寝た者勝ちと思ったんで、急いで眠りモードにしたのも遅かった。近くの席の奴の、いびき、歯軋り、寝ながら放屁のコンボ攻撃にやられた。放屁もぴちぴちぴち・・・・と気持悪い音のモノ。最悪の気分。
とうとう最後まで、うとうとしただけで帰ってきた。むかむかしてたので、コンボ親父の顔を拝んでやろうと思って見たら、頭の茶色と白のぶちの汚いおばはんだった。

バスを降りて、朝の冷たい大阪の空気が染んだ
あんまり良い乗り物じゃねーよな夜行バスって...。

娘さん、悲しい時には絶対乗っちゃなんねーよ。
| つぶやき | 18:57 | comments (4) | trackback (0)
生活のにおいのする電車
080112
昨年から始まった鰹たたき王国巡業
相変らず路面電車にお世話になってる。平行してJRが走っていて、そっちの方が行程の時間は絶対的に早い。しかしながら、1時間に1本とかの便数で乗り遅れたら、即アウトの地方的なルールに則らなくてはならない。
これは、結構キツイ。都市部では、電車に1本乗り遅れても「次のに乗れればいいや。」なんてことも可能だが、地方ではそれは通用しない。
先日も乗り遅れてみっちり1時間、誰もいない待合室にぽつりと一人待たされた。

そんなこんなで路面電車を使うことが多い。こちらは結構便数はある。噂によれば、この便数の多さが赤字幅を広めているらしいが、是非とも「この下駄履き感はなくさないでいて欲しいな。」なんて勝手なことを思ったりしてる。
この路面電車、少し待つとやってくるのだ。スピードは期待することはできないし、揺れもひどいのだが、時間的余裕があるときは、こちらを利用している。

この路面電車に惹きつけられているワタシがいる。

この車内、生活空間のにおいがプンプンする。
先日も列車に乗り込んだら、ベンチシートを机替りにして、宿題らしいものをしている小学生がいた。こちらでは結構路面電車を通学の足として使っている姿が見られる。都市部でも有名校に通うための電車通学を見かけるが、こちらは徒歩圏で通える位置に小学校区がないということが大きいのだろう。

 その横でおばあさんがニコニコしながら見ていて、「そこ違うよ。」とかコメントしてる。小学生も「あ、そうか。」なんて答えてる。みかんなんかを食べてる人もいる。見る感じに、初めて会った二人だが、会話がそこから始まってた。その後も様々な場面で会話が始まっているのが見てとれた。昼に乗ると老人率は高いが、そこは井戸端会議場そのもの。座席はそこかしこに空いているにも関わらず、前目に乗客が集まった場所に、皆寄ってゆく。お隣さんの感覚で会話が始まる。
スローライフそのもの。地方の老人の顔の豊かさみたいなものも感じた。

皆の生活空間の流れに身を浸しながら、トコトコと流れる空気感みたいなものをしみじみと楽しんでます。

そんな空気に浸り大阪に帰ってきたら、駅のホームで「チェダーインゼリー」を飲んでいる白髪、杖をついた老人を見た。一応、仕事をしている風。はた目にも疲れている風体が漂っていた。

それを見てたら、どっちの老人が幸せなんだろと考えた。

都市部のインフラは絶対的にすごくて便利。賃金を稼ぐ場や機会もある。けど、列車での隣人とのコミュニティなんて期待することなんてない。むしろ、都会で育った老人には、それは煩わしいものとして嫌悪するものなのかもしれない。

老後も、選択するのも人それぞれなんだろう。
| 旅の途中 | 12:15 | comments (3) | trackback (0)

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