2005.12.27 Tuesday
ネット上を徘徊していて知ったのだが、「美しい景観を創る会」なるものが、「悪い景観100選」なるものを提示していた。
リアルで私も拝見していたのだが、現在、サイト自体を閉じてしまって、その会の趣旨すらわからない状態となっている。
各所に残骸や、ピックアップ記事1、2があるので、雰囲気を感じることは可能です。
土木、建築、ライティングデザイナー、都市計画家、造園計画家などなどの権威と呼ばれる方々、12名の主観により、悪い景観が特定され写真入りで晒されていた。
このサイトを見た時から違和感を感じえぬにはいられなかった。
景観は社会のシステムや時代背景と密接にリンクしている。
ここに悪例として挙げられた景観は、権威の方々自身が高度成長期を経て作り上げてきたもの、まさにあなた方が作った景観ではなかったのだろうか。
手を貸してないなんて言い訳は聞きたくないのだ。時々で声をあげる機会は絶対にあったはずなのだ。
それを時代が変わったからと言って、手のひらを返したように悪い景観として特定するには、あまりにもご都合主義、勝手としか映らないのだ。
まるで「私達は失敗作を作っていた。」と暴露しているようなもの。
例として挙げられていたのは、街にあふれる看板や、宅地の乱開発、街に溢れるネオンの数々、好き勝手にデザインされたビルディング、電柱、工場の煙突、高速道路の高架により覆いかぶされた歴史ある橋の欄干などなど。
確かに歴史の風味が加わった欧州に比べ、これら景観は薄っぺらであまり気持ちの良いものではないのは、皆、薄々感じていることだと思う。
ネット界隈を見ると、特に若い世代に反発が強い。
そりゃそうだ。私でもそう思う。
突き詰めていけば、年金問題と同様に「権威か何だか知らないが、あんたたちの都合の良いように事を進めるな。」ってことなんだろう。
一方の意見として、退廃的な廃墟として、映画等でこれらの構築物が消化され、それ自体が日本の文化だという意見もある。それはそれで面白い見方だ。
多種多様な意見聴取を目的として、サイトを立ち上げたのではないのだろうか。
サイトを閉めて遁走するぐらいならば、最初からそういったネガティブキャンペーンをやるべきではない。なぜ反発意見が出ることを予見出来ないのか。
我々が言ったことは、絶対なのだ。と勘違いでもしているのだろうか。
ネット上では、もう権威だなんて何の足しにもならない。
構造偽造問題で設計に携わる人間の地位は地に堕ちた。そんな空気すら読めないで、ネガティブキャンペーンを張るなんて無謀すぎるのだ。
ちと付け加えると、建築分野の権威の方は、自身が所属する企業が以前に取り上げた旧阪急コンコースの建替えの設計を請け負っておられるようだ。
ん、美しい景観を創る?
自身の所属する企業が商業論理の中で、率先して歴史的景観とも言えるものをぶち壊して造り替えようとしているのに...。
やっていることは経済優先の原理に則った商行為設計
一方で「悪い景観はこれこれだ。」と断定。
片腹おかしい。
「目くそ鼻くそを笑う」(下品スマソ)
そんな感じがする。
社会システム・時代背景、歴史、経済原則にまで言及せず、ただただ表層を見て、怪しげな感性において判断するのは止めにして欲しい。
美しい景観を創るならば創るで、権威の集合体ならば、社会のシステムにも言及・意見出来るはず。
そして、さらに美しき景観を創るには、こういう手法があると言ったポジティブなケーススタディを提示して貰いたいのだ。
自分たち権威が礼賛される仲間内の中での自己満足でなく、若者にも受け入れられるような提案をしてもらいたいのだ。
至近で言えば、物凄く良いケーススタディがある。
「郊外立地規制」なる街づくり三法が制定された。
一定規模以上の郊外に出店される大型のショッピングセンターや公共施設(病院など)を規制するといったもの。
ネット上では「そんなこと規制しても、商店街のシャッター街問題は解決しないよー。」と言った意見が根強い。これこそ、社会システムの問題。経済原則の問題。都市計画。建築計画。デザインetcが複雑に絡み合った問題
どうしたら中心市街地に活気が戻り、どんな世代にも楽しく、魅力あり、そして「美しい街」が形成されてゆくのか。これをきちんとポジティブに示してゆくのが、設計者や都市計画者に課せられた役割ではないのか。
ネガティブキャンペーンをして晒しあげるよりも、そちらの方がよほど建設的で健康的だと思うのだ。
もし、それすら示せないのであれば、権威なんか捨てて、さっさと新しき若い力に任せてほしいと思う。
(追記)
12.30現在、サイトは復活している模様です。
2005.12.24 Saturday
♪So this is Christmas
And what have you done.....
♪War is over.....
If you want it
War is over
(Happy Christmas / Jhon & Yoko)
War is over?
ささやくように歌い始めるJhonのこの歌がクリスマスソングでは一番。
今年1年、いろんなことがあった
めげそうなこともあった
あきらめもあった
しかしながら幸福一杯
上を向いたらキリがない
下を向いたら寒すぎる
世界では、不毛な争いは続いている
今更ながら、Jhonの凄さが身に沁みる
皆さん楽しいクリスマスを過ごしてください
And so happy Christmas!!
2005.12.22 Thursday
今日は朝からタイヘンな雪だった。
雪の上を歩いてゆくのもおそるおそる。
電車の中は、上着が雪だらけの人間もいて床べとべと
しかし大阪付いたら、結構乾いていて「同じ関西でこんなに違うんだと」驚き
夜、帰宅すると雪だるまが出来てました。
それにしても、こんなドカ雪が続くと困るなぁ。
昨年の年末の雪騒動が思い出される...。
何時間も車で待機させられるのは考えただけでも嫌だなぁ。
2005.12.13 Tuesday
巷はクリスマスに向けていろどりはじめている。
街中はともかく住宅街までも、電飾できらきらきらきら。。。。。
「おぃっ、ここは銀座でも新地でもないど!」
しかしながら、住宅街や下校路や学習塾でと、連日のように痛ましい事件が起きているから、住宅街もこの寒くて寂しい冬の間は、きらきらしていてもいいかなと思う今日この頃でございます。
電気代もバカにならないでしょうが、潤いのある家庭で街を少しでも明るくしてください。
ウチは電気代は節約です。
クリスマスと言えば、サンタのおじさんのプレゼントは定番だろう。
そのうちサンタのオジサンも一向に相手にしてもらえなくなるだろうし、要求はこちらへ直接的に来るだろうが、今のところは通用している模様。(うすうすは感じているだろうが...)
そのプレゼントを24日付近に購入しるのは、大混雑の地獄の沙汰なので、毎年、早めに買いに行くことにしている。
しかしながら、今年はちと困惑。迷惑。苦戦を強いられている。
クリスマスツリーにコドモの要求が残されていた。
「エンたまが欲しいです。」
カミさんに「何だ。これ」と聞く。
「エンジョイたまごっち。略してエンたま」だそうだ。
ネットで検索すると、そこいらじゅうで「売り切れ」が続出している様子
会社帰りに店に寄っても、本当に売り切れとなっていた。
いろいろネットの中を徘徊していると、何でも購入するためには、朝5時に並ばなければゲットできないらしい。
「うわっ、何だ。これ。無理だ。ダメポ」
しかも、朝早くから並んでもゲットできなかったご貴兄もたくさんいるようなのだ。
当日並んで、買えなくて泣いているコドモたちも沢山いたという。
昔のたまごっちで、作りすぎて大量に売れ残ってしまった経験から、少量ずつ市場に供給する戦略に変えてきたのだろうと思う。
しかしながら、出るを制限しての「射幸心を煽るプレミア商法」
これを悪徳商法と言わずに何と言う。
すざけるな。バンダイ!
そのうち、寝首を掻っ切られるぞ。バンダイ!
最近の玩具としては、三千円程度と廉価なので安心していたが、ネット内のオークションを見て、ふたたび驚愕。何と、オークション相場八千円也。なんと2倍だ。
いい加減にしなさい。きみたち。
コドモの不幸を利用して、食い物にして儲けるのはやめれ。
これもかれも、バンダイが出るを制限をしているから成り立つ商売。
トイザラスのサイトを見てみると、抽選で少しずつ放出するらしい。
ん、まてよ。放出。。。。
と言うことは、まだ倉庫にはストックを一杯持っているんじゃねーか。
きみたちは便乗商法だ。嘘付きだ。
「売り切れ」と店頭にははっきりと告示していながら、実際は懐に隠し持っているんじゃねーか。
抽選のためには、登録をしなくちゃなんねぇだぁ。
「囲い込みか。個人情報の収集か。すざけるな。」
よくよく調べてゆくと、17日には限定商品を再販売するらしい。
しかも2個セット。
煽った上に、2個合わせて売る。
普通なら同機能のもんを2個セットなんて絶対買わないのだろうが、1個すら獲得できないならば、2個分買うのも仕方ないって顧客が誘導されるのは目に見えている。
「2個作る生産余裕があるならば、1個ずつ分割して売れ。」
くそっ。奴らの作戦はカンペキだ。
また、この日も玩具店の前に深夜から行列が出来、涙の物語がそこかしこで繰り広げられるのだろう。
ワタシは、やり口が不快なので絶対に並びはしないが...。
ご貴兄の「泣く子と地頭には勝てない。」って気持ちは痛いほどわかる。
くそっ、誰か中国へ持っていって、パッチもん一杯作って逆輸入して値崩れ起こしてください。
バンダイの不具合を発見して叩いてください。偉い人。
どうやらクリスマスには、欲しくても獲得できない子供たちが沢山、出現しそうなのだ。
ウチも任天堂DSを変わりに買わされそうな悪寒がする。。。
高くついてしまうなぁ。
コドモたちに、夢を売る会社が夢を摘んで、どーする。
あー、むかむかする。
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