2005.04.29 Friday
尼崎の痛ましい事件のことを思いつつ、地下鉄・御堂筋線に乗った。
色々なところで、「先頭車両に乗りたくないよな。」って声が聞こえる。
何ともやるせない気持ちでつり革につかまっていた。
そこでアナウンスがはいる。
「来る5月3日、不発弾処理のため、本町駅は通過し停車をしません。」
「ん、通過するってことは、地上なりで爆発物処理の最中も運行するってことか...。」
詳しくはここにある。
本当に大丈夫なのか。
近年、不発弾処理で爆発したことはない。
しかしながら、安全神話がJRの事故で揺るがされている今、本当なのといった気持ちが強い。
もし爆発したら、少なからずも地下を走っている地下鉄に影響はないのだろうか。
あの事件の後だけに、何だか嫌な感じがするのだが...。
しかも、GW中の真っ最中。家族連れで楽しい行楽の場面が容易に想像がつく。
大阪市交通局も運行したいのだろう。
でも、やっぱり夜間で運行を停めた中で処理するのが普通なんではないか。
我が家は絶対に5月3日は地下鉄に乗らないぞ。
慎重には慎重を期した方がいいと最近は思うようになった。
2005.04.26 Tuesday
尼崎、JR福知山線脱線事故。
本当に痛ましい事故。亡くなられた方がどんどん増える様を見るのは、辛い。
亡くなられた方々のことを思うと、気分が滅入ってしまう。
今も重症となられた方々を助け、必死に医療を施し看護している方々を思い、頑張ってくださいと声をかけずにいられない。
当然、帰ってくる人間が帰ってこない。
遺族の方々の憤りを考えると、言葉にならない悲しみが押し寄せる。
事故原因、だんだんと、虚偽で塗り固められていた部分が剥げ落ちてきた。
事故責任のなすりあい。
・伊丹駅、オーバーランは8mでなくて、40m。
(運転手と車掌の口裏あわせ)
・スピードも100km超えは確認できたと言う。
・ブレーキ痕も確認された。
(コーナー途中でブレーキをかければ何が起きるかは、周知)
どうしても、置石に責任転嫁をしたいと考えているようだ。
だが、この一本前の列車は、わずか3分前に同ポイントを通過したという。
その短時間の間に装置をセットできるだなんて....。保身の姿だけが垣間見れる。
現実離れしすぎではないか。スパイ映画ではないんだから。
JR西日本に言いたい。
こんな大阪駅に1500億円も投資するなら、「安全」に投資してくれと言いたい。
その投資費用を使って、被害者や遺族に賠償してあげてくれ。
これから、被害者の方々に心身共に事故の後遺症の問題が発生する。
ワタシは今の大阪駅でいい。見かけのキレイさよりも、安全が一番望まれることなんじゃないのか。利用者だって納得すると思うぞ。
悠長にインタビュー受けている暇があるんなら、社員教育してくれと言いたい。
開発行為だけが、社長の功績じゃないはずだ。
普通ならば、土下座するくらいの誠意の謝罪が必要な事態だ。
見栄えばっかし気にしているから、とんでもない役員なんかが跋扈する。
だいたい、被害者のお見舞いに向かう際に、「ポケットに手を入れて」見舞うような、社員教育から是正してほしい。こんなの常識の範囲内のことじゃないのか。
多くの命を預かるべき人間の適性を真剣に見極めてくれ。
誰にも新人の頃はある。
しかし、数々の判明してきた前歴などの事実を知らされると、人間として本当に「運転手としての」適性や資質があったかどうか疑わしい。
真摯に事故を受け止め、安全を確保してくれ。
今だからこそ「安全第一」と言う基本的なことを見直すべき時だと思う。
2005.04.23 Saturday
海遊館へ行ってきた。
少し古びてきたけど、やはりこの水族館のコンセプトはイイ。
最上階まで上がって、スロープで降りてくるといった単純なもの。
おっきな水槽をだんだんと下ってくるだけのことだが、色々なアングルから見られるのは楽しい。
コドモ達が眼を輝かせるのを見ると、やはり良いものはイイのだ。
ひさしぶりにのんびりした休日を過ごした。
GW前ということで、それほど混んでなくてラッキー。
さぁてGWはどうしよっかなぁ。
2005.04.21 Thursday
あったかくなってきた。
街にはニューフェイスもあふれ、活気があふれだした。
しかしあったかくなると、変は奴も増えてくる。先日は大阪市営地下鉄で、他人を突き落とすと言った狂人としか思えない奴まで出現した。理由は点字ブロックに荷物を置いていたといったことらしい。注意する前に突き落としてしまう。どうしてなんだ。
そんな廻りの危険を意識して街を眺めていると、またウォッチの眼がキラリと輝く。
ちと歳が行ったおっさん。いや爺さんかな。
シルバーグレイの頭髪に緑系のベースボールキャップをかぶり、スタジャンを着ていた。
「おっちゃん、若いやん。」と思いつつ、背中に描かれた絵を見た。
これまたスゴイモチーフだった。
富士山と五重塔と舞妓さん.....。
きっちり刺繍されていた。
今時、ないぞ。この組合せ。
「一応、日本の美をテーマにしているのか。」
と、ふとロゴを読む。
上部には "Tokyo Club"
「モチーフは京都と静岡だぞ。日本を代表都市としての東京倶楽部って無いことはないがな。」
そして、下部にあるロゴがイカシテイタ。
"Retern from Hell!"
ああっ。やられた。
『地獄から帰ってきたぜ。。。。。。。。。。。』
「日本の美」と「地獄」との妙な落差に、やられてしまいました。
プリントならともかく...。
刺繍まで...。
そんなバックロゴをしょって、街を歩く爺。
たぶん、近所のバッタ屋で「このジャンパーいいやんけ。」って買ったものだろう。
廻りの人々も「かっこいいやん。」って誰も奇異さを指摘するものはいないんだろう。
それとも、海外で買うてきたんだろうか。
時々、海外には理解できない日本語のTシャツなんかが売っている。
海外の人々からすれば、漢字がカッコイイらしい。
「永谷園」とか一字で「変」とか「赤」、日本人からしたらわけわからない噴飯もの。
事例はココなんかが面白い。
しかし、日本人だって負けてはいない。
ヘンテコ英語のロゴをしょって自慢げにあるいている人間だってイパーイいる。
ワタシも英語が得意でないので、ココなんかの事例がおもしろい。
やっぱり、ロゴの書いてあるもの着るときは気をつけよっと
自慢げに、CaliforniaなんてTシャツを着てアメリカへ出かけているあなた。
それって、日本で「岩手県」ってTシャツ着ていることと同じなんだなぁ。
まぁ地域振興のためにはいいか。
2005.04.18 Monday
朝から騒がしいと思ったら、子供が学校へ行く途中に階段から落ちた。
鼻血大出血。傍目から見れば、鼻血は大ダメージを受けたように見えるので大騒ぎ。しかしながら本人は至って平静。一安心した。しかしながら、衣類に血が付着して酷い状況。
少し休ませ、衣類を着替えて学校へ遅れてゆくこととなった。ワタシも丁度通勤時間だったので、付き添って学校へ向かった。
学校に着くと校門が閉まっている。昨今の小学校の事件の影響からなのか、通学時の一時しか校門が開放されていないようだ。
「うーん困ったなぁ。」
校庭で遊んでいる校門近くにいる子供たちを呼ぶ。
「ココを開けてくれへんか?」
カンヌキ錠を廻して貰って開けようとする。しかし足元を見ると、その鍵の他にフランス落としまで付いていた。そこには南京錠まで掛かっている.......orz。
仕方なく他の門へ廻ろうとする子供。
「ちょっと待て、押してやるから校門を超えろ。」
親父の悪行への誘い。すいません。すいません。すいません。親父が悪いんです。
持ち上げ校門を超えさせた。鼻血のダメージを感じさせず、疾風のようにダッシュで学校に入ってゆく子供。何だか安堵した。
見つかったら、先生やPTAの方々の盛大な謗りを受けそうだったので、すかさず退散する。誰もチクらないでくれよ。トモダチ!
ふとワタシの少年時代を思い出した。
あの頃も時間に間に合いそうにないとき(人はそれを遅刻と言う。)、ランドセルを門扉から放り投げて、校門を乗り越えていた。街の公園に面したところで、人目に付きにくい場所。正門まで遠回りしたら絶対遅刻...。
今ほど学校の安全がヒステリックに叫ばれていなかった頃だ。でも、あの頃でも死角の出入り口については、管理は厳しかったと思う。
大人の背丈ぐらいの高さの校門。そびえ立っていた。
悪友と連れ立って、帰りもそこから。
「ホイッ。ガラガラ。バーン。」
ランドセルの中身なんて知ったことでなかった。
走ってジャンプして門扉にとりつく。懸垂でカラダを持ち上げ登りこむ。頂点で門扉を跨いで、上から飛び降りる。パシッ。ランドセルを拾い上げ、ダッシュして遊び場に向かった。
ほんのりとした思い出がよみがえった。
しかし、もう親父が率先して校門超えを推奨しません。
見逃してくださいませ。先生!(笑
2005.04.15 Friday
前ログにも書いたが、今週は本当に外出ばかりだった。
仕事が進んでおりません。(涙
しかしながら、2年ほど前にコンペで参画した建物が竣工したとの話を聞いて、いてもたってもいられず見学に行ってきた。
建物カテゴリとしたらワタシとしたらあんまりやらない専門外の分野。人手が足りないとのことでの参画。しかしながら、コンペ。そんじょそこいらのパワーではできない。連日の徹夜は当然。同僚と2人でやったのだが最後にはどろどろヘトヘト、戦友のようになっていた。
その後、ワタシは本来の自分のテリトリーの仕事に戻り、ゲットしたコンペについては、同僚がまとめて、現在の竣工に至った訳です。
通常ならば遠隔地なので遠征と遠征費用は認めてもらえないのだが、一緒に闘い抜いた同僚がかけあってくれて遠征費が出た。ありがたい。持つべきは戦友だ。(笑
関わったことすらすっかり忘れていて、工事中の写真すら見てなかったので声をかけてもらってもう一度復習。
「どうなったんだろうなぁ。いけてるかなぁ。」と見るまでドキドキ。
やはり企画・計画段階で考えたものと、実際に設計を進めていったものは格段に違う。
時には、企画であったものは姿カタチが全く原型を留めていないこともしばしばある。
「おいおいコレって、あの建物か」と過去一度ありました。
関わった仕事は最後まで見たい。しかしながら、全部が全部そういう訳にはいかない。自分の体もひとつだけですから...。経済活動なわけですから...。生み出したコドモも全部は育てられないんです。
実際に見て、多少のマイナーチェンジがあるものの、企画時に考えていたものの姿がそこにはあった。何だが気分は良かったです。
「生みの親より、育ての親」とは良く言ったもので、ここまでのものは同僚の頑張りの賜物。同僚が育てた建築はイケてました。
写真はちとシルエットしか示せませんが、真っ青な空を切り取るその様はシャープでグー。
内部も戦友の頑張りと遊び心がそこには充満されていた。奴に敬意と感謝を示して帰ってきた。
自身ちょっと離れている現場の匂いを嗅いで、心地良い疲れを味わってきた。
あー、やはり育て親を経験できる現場は良いなぁ。
今やってる仕事、がんばろっと。
2005.04.14 Thursday
今週は忙しい。外を廻っていた。
落ち着いてログを挙げられないんす。(笑
神戸では、開港まであと1年を切った神戸空港の一歩手前まで行って来た。
懐かしい神戸の街を眺めながら、震災の姿が嘘のような気分。
ポートライナーに乗車した。相変わらず天井が低く息苦しいような乗り物。速度も遅い。本当にこの交通機関で空港までの人の移動が大丈夫かと他人事ながら心配になる。
将来の空港線の接続地点で下車。そこからはムービングウォークが延々と続いていた。
長い。直線なので本当に殺風景。桜でも植えたらいいのにと思う。
まだ空港までは開通していないが、工事はどんどんと進んでいた。
橋桁を見て、ちと感心。
橋梁の支持点が、すべて免震構造となっているのだ。ゴムと思わしき材料で支えられている。地震の際には、揺れて動いていなせる構造。
あの阪神大震災を経験した神戸。絶対に大丈夫と言われていた阪神高速が倒壊した神戸。「絶対に倒壊は許さない」と言う強い意志を見せつけられたような気がした。
行った付近は研究所の密集地。研究施設のパビリオンの様相を呈していた。
ただ研究所と言うのは、中にはエボラなどの菌を扱う施設もあるんじゃないのかなと訝しげ。もしあの付近で事故がおきたらどうなるんだろう。なんて問題も頭をよぎる。
まぁ、「レインボーブリッジを閉鎖しろ。」じゃないが、本当に島として封鎖できそうだから逆にいいんかと考えた。
そして期せずして今週、大阪での北伸する大阪モノレールの工事の横も通過した。神戸の工法が頭にあったから、こちらはどうなっているんだろうと興味深く見た。
そこでの工法は、従来から橋梁で採られている耐震の構造。
当然、計算されて工事が成されているのでこの工法で全く問題はないと思う。しかしながら、神戸の意気込みを見た後だったから、「どうなんだろう。」と不安に思ったのも事実。
免震構造にすれば、工事予算は格段に上がる。しかしながら、それを採用した神戸と採用しなかった大阪の差。これは、たぶん震災の経験値の差なんだろうと思う。
地震が各地で起こっている。
念には念を入れた対策が、いざと言う時にものを言うと思うのだ。
2005.04.08 Friday
つぼみが遅くて、今年は開花が遅いと言われていた桜が一斉に咲き出した。
ウチのピカピカの一年生は、朝からドタバタしていた。
今日からガッコ。あれがないやら、これが嫌だやら文句ばっかり。
黙って見ていた親父も耐えかねて一喝〜。
「そんなにぐだぐだ言うんなら、ガッコへ行かなくてもいい!」
一悶着ありましたが、うれしそうにガッコへ出かけてゆきました。
おっきなランドセルに背負われながら...。
そんな通学路には、桜の花が咲き誇ってました。
前に違う所で、梅にも桜と同じようにスポットを当てたらどうかって叫んでみた(笑)けど、やはり桜の威力は絶大ですね。
淡い桃色、一斉に咲き出すとあたりまで、ぽわーんと明るくなる。
それに、あの「はかなさ」は、なにものにも変えがたい。
花の命は短くてって昔の人はうまく言ったものです。
この感慨は、昔の人にも現代人にも通じる美を愛でる心に変わりは無いってこと。
本物、真実、美は変わらない。
それと同様に、胡散臭さと言う奴も古今東西変わらない。程度の差あれ、気がつく時間の差があれ最後には皆が気づくことになる。おっと余計なことでした。
桜咲く日本に生まれてよかったと思っています。
タイトルのイラストは、とあるところで別れのときに使ったもの。
しかし、桜は圧倒的に新出発や出会いのイメージを含有している。
折角の桜のイメージを、別れのイメージに染めたくないもんですから...。
ということで、も一度、利用します。
花見だなぁ。
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