2005.03.26 Saturday
静かな昼下がり。
いつもの床屋に行く。
うとうととしていた。知らない内に熟睡。
しかし隣では客が変わっていた。
何だかうるさいぞ。
「ここの静かな環境が好きなのだ。うるせー。」
聞こえて来る世間話。
「アウトドアがね。何と言いましたかね。堀江とかいう太った人。。」
(ん、大将、いつから野外派になったんだ。それってライブド・・・。)
「ニッポン放送はフジに株を返したんだってね。もうダメみたいですよ。」
「そうやね。あんな乗っ取りした奴が来たら、日本の会社では受け入れてくれないだろうね。拒否している社員が多いみたいやで。」
(おいおい、違っているぞ。そこにはソフトバンク系の役者が少し加わっているんだよ。)
ワタシもこの株関連については詳しくないけど、これだけ毎日、放送されるとわかってくるてなもんだ。
街のおやじたちにも、これだけ浸透した(?)堀江社長!
最高のCMとなった。
参加している役者も日枝会長、亀淵社長と結構良い役者だった。
しかし、とうとう悪役登場って感じがするのはワタシだけか。
SBIの北尾って人。
語り方、その内容、恫喝の仕方、そして表情までも、時代劇にでてくる「越後屋」のよう。当然、裏には、もっと腹黒い親分がいてる...。
旧態勢力の大元締めのよう。
結局、そういう人物にまとめられてしまうのか。
今までのドラマが一気に三流になったようだなぁ。
2005.03.24 Thursday
電車を降りたプラットホーム。
何げに下を見たら、タグが落ちていた。
タグと言ってもHTMLのタグじゃーない。
あのクリーニングの目印のタグ。
あのタグ、黄色や水色や赤の原色を利用しているから、目に付きやすい。
ポツリと落ちていたタグが、そこで繰り広げられたドラマを語っていた。
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「あー、今日も仕事か。昨日は遅くまで部長と飲んでいたからなぁ。」
「うーん、何だか今日は視線が集まるぞ。」
「さては昨日の酒が残っていて顔に出ているか。」
「いや、朝、顔を洗ったときには抜けていたはずだ。」
「おっ、あの可愛いおねーちゃんも見ているぞ。」
「ん、じじぃ、お前は見なくていい。」
「それにしても何だか変やな。何で今日だけ皆が見るんや。」
ズボンのチャックをチェックする。
「ふぅ大丈夫や。」
そんなこんなで電車を降りる。
後ろから肩を叩かれた。
「誰や。」
振り返ると太ったおばはんがいた。
「ちょっと、おっちゃん。クリーニングの札が付いてるで。」
黄色のタグが手渡される。
「す、すいません。ありがとうございます。」
「くっそう、女房の奴。このスーツ、クリーニングに出してそのままか...。」
「どうりで視線が集まると思ったわい。」
タグを床にそ知らぬ顔をして、捨てて歩き去った。
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春物に替わり時、気をつけてくださいませ。
2005.03.22 Tuesday
打合せの電車での帰り。
いつものように、ヒューマンウォッチング。
今日もチェックのしがいのある人物がいた。
ニヤリ。
頭髪はロマンスグレーから、白髪に移りかけている年のころはもう還暦をとうに過ぎたじじぃ。
最初、ワタシの隣の席についていた。
おもむろに、手帳を取り出した。
何げにちらちらとそちらを伺う。
手帳には、1253-3568と4桁×4桁の数字が、小さな字でびっしりと書いてあった。
昔ながらの人らしく、めちゃ達筆。
最近は数字をキレイに書けるヒトが少なくなったなぁと思いつつ、この数字は一体なんだろうと目を瞑りながら考えた。
・4桁×4桁だから、携帯電話番号か...?
>それにしては、これほどまでのじじぃが携帯電話番号を管理してどうする?
で携帯だったら、携帯自体に記憶させるだろう。
・商品番号か
>うーむ。人名対4桁数字の対の組み合わせ。それがイチバン近いかな。
そうこうするうちに、対面の席が空いた。
ワタシにウォッチされているのを、うすうす感じていたじじぃはすかさず前へ移動した。
む、じじぃ。何を恐れる。
さては見てはイケナイ数列なのか。
俄然、興味がそそられる。
もしや。
遠い北の国の乱数表か...。
暗号解読のためのもの...。
じじぃはこちらをちらちらと伺っていた。
うーん、まずいかもしれない...。
そんな興味を抱いた午後のひとときだった。
2005.03.21 Monday
またーりした休日、近くのショッピングセンターに出かける。
良い天気だなぁと空を見上げる。
横では、花粉症のかみさんが辛そうだ。
「ヨカッタなぁ。花粉症でなくて...。」
なんて口が裂けても言えない。
ラーメン屋に入ると隣には外人ファミリー。
外人もラーメンを食うんだなぁと思いつつ、チラチラと横目で眺める。
小さい子供もいた。良く見てみるとそのコドモは、乾パンかビスケットか知らないもんを食っている。
「おいおい、ラーメン屋に入ったなら、ラーメン食えよ。」と思いつつ、ラーメンをすする。親の方も下手くそにすすっている。
「不味そうに食うなぁ。」
ラーメンは魚系のだしの仙台系のラーメン。
いつからか豚骨系のこってりしたラーメンがくどくなってきた。
このあっさり感のあるラーメンが最近の好み。
空腹を満たして、広場へ向かう。
太陽の光を浴びて良い気分。
前を背だけが異様に高い、またもや外人。
足をまっすぐに伸ばし、ひょこひょこと歩いている。
「さっさと歩けよ。」と思っていたら...。
ひょぃと飛び上がり、足裏をパンとやりやがった。
コドモ達がうけた!
しまった。やられた。
意識せず、嫌味にならない奴が妬ましいぜ。と思いつつ...。
不覚にも「雨に歌えば」のジーンケリーを思い出した。
そんな、まったりした午後を過ごした。
2005.03.18 Friday
昼飯時、いつものめし屋へ昼食を食いに行く。
何だかいつもと様子が違う。
だいたい、ワタシがいつも行くめし屋に来る面子は、面が割れているというか、いつも同じメンバー。
しかしながら、今日は若い奴が多い。言ってみれば初顔。
何やろと思いながら、いつもの定食を頼む。
彼らをよくよく観察してみると、スーツも着たての感じがしてこなれていない。
そうだ。3月、入社試験のシーズン。就職活動のシーズンなんか。
それにしても、いつからこんなに早くなったのだ。学生さんもタイヘンだ。
言ってみれば、まだ彼らは学生。スーツがこなれていないのはうなずける。
新入社員とも違う初々しさが漂っている。
しかしながら、よくよく観察していると、中にはスレてスレてすれまくっている奴もいる。
スーツはイケイケ系、髪は長髪茶髪。
タバコをバンバンにふかし、椅子に斜に座って何やら語っている。
耳を澄ます。(と言うよりうるさいぐらいに聞こえてる。)
「かったりーよな。面接。で、どうだった、あの試験。プハー...。」
おいおい、汚ねぇめし屋だけど、めし食っている横でバカバカ、タバコ吸うんじゃねぇ。
どうやら、近所の会社の試験を受けたらしい。
もう完全に家か、ガッコ状態...。
確かに就職試験なんちゃ、騙しあい。
それは認める。
しかしながら、自分の受けた会社の近所のめし屋で、これだけの醜態というか愚態を晒すというのはうつけと言うか、大胆不敵と言うか。何ちゅうか。本中華。
もし、その会社の人間がいたらと思わないのか。思わないだろうなぁ。
見るからにアホそうやった。
最近では長髪のサラリーマンも増えて、服装などの姿カタチではあまり気になることは減ったが、やはり素行が悪いと嫌がおうにも目に付くんだよなぁ。
ま、その手合い、入社面接で騙しあいをクリアしても、どこかでボロを出すだろうから、それは「いつ、しくじるか」と言った問題だけなのだが...。
とりあえず、そいつの問題は置いておいて、一緒にめし食っている面子まで、アホそうに見えてくるから不思議だ。
たとえどんなに、短髪、リクルートスーツに身を包んで己の身なりを整えたとして、友の姿、素行が愚かであれば、君も愚かに見えるのだ。
悪いことは言わん。
就職試験や面接には、己一人で行く方が余計な心配種がいらんと思うぞ。
もう己の戦いだろ。
2005.03.17 Thursday
驚異的な視聴率の下、ごくせんが終わろうとしている。
平均視聴率 27%という。
おもしろいと共に、熱い生き方が好きな涙腺がゆるくなった親父には、全くもってまずいです。
仲間が
「てめぇら。。。。」と言い出した瞬間に、うるうるしはじめます。
「確かにコイツはまだガキだ。けど、ガキはガキなりに、自分の人生考えてるんだ。」
「その気持ちを踏みにじる権利はお前らにはねぇ〜」
「お前ら見たなやつらがいるから、道を外れる子供達が減らねぇんだよ。」
ダメです。
やられてしまいました。
家族の手前、キッと食いしばります。(笑
それにしても、どうしてこれほどまでの現象が起きるのだろうか。
全くもって、現代では存在しえない生き方。
どこかでは、現代の「水戸黄門」だと言っていた。
そうだよなぁ。
最後にメタメタ強い先生が出てきて、バッタバタやっつけてしまう。
典型的な勧善懲悪なパターン。
これだけ、ドライでクリアな世の中、あれほどまでにホットな生き方はどこかに皆忘れ去ってきた過去。
悪役までもすくいあげてしまう感動的巨編。
普通の作り方をしてしまえば、クサーなものになってしまう。
(クサーと言う輩もいるだろう。)
だが、うまくユーモアに落としているなぁと。
うまいよ。
それにしても、仲間由紀恵の演技が冴えに冴えていた。
それに乗ったかのように、来年の大河ドラマの主役になってしまった。
すげー。
「功名が辻〜山内一豊の妻〜」(原作・司馬遼太郎、脚本・大石静)
今度は、「内助の功」か。。。。
脚本も「二人っ子」の大石。
期待が持てそうだ。
さぁ、最終回はスペシャル。
楽しみです。
2005.03.16 Wednesday
インドネシア海域で海賊が話題となっている。
拉致された方々には申し訳ないのだが、海賊のネーミングに惹かれてしまうのは何故か...。やはり浪漫なのか。
実際、店の名に海賊をあしらった店まである。
やっぱりネーミングの付け方に?
本当のところは、海上強盗・拉致団といったとこなんだろう。
詳しくはわかっていないので、思想の通り彼らが動いているのかもしれない。
今のところ、卑劣な団体であることに変わりはない。
それにしても海賊って沢山いるそうですね。
それに対して日本も腰を上げた。
ODAにてインドネシアに巡視艇を提供するようだ。
行方がわからなくなっている方のご無事を願います。
報道から予測するに、こんな感じなのだろうか...。
2005.03.15 Tuesday
浅田真央選手
フィギュアスケート界にも新しいヒロインが誕生した。
世界で1等賞となっても、あっけらかんとしたあの笑顔。たいしたもんだ。
山田コーチによるとジャネットリンのような妖精のようなタイプのスケーターだという。
いやいや、あのらくらくと飛ぶトリプルアクセル。ただもんじゃない。
世界を狙える逸材かと思う。
トリノ五輪は年齢制限で出場できないのですか...。残念。
出来ればかっての伊藤みどり選手のように、ジャンプ一辺倒に育てないでほしいと大きなお世話を言ってみる。
フィギュア界では、他にも安藤美姫選手が話題。CMにもどんどん進出している。
それにしても、女性が世界に向けて進出しているなぁ。
しかも実力・ルックス共に秀でている点が、昔と時代が変わった感が否めない。
卓球では、惜しいとこまで福原愛選手が進出した。
スノボーでは成田夢露選手(何て読む?笑)の活躍が記憶に新しい。
モーグルスキーでは上村愛子選手が果敢に3Dの回転技に挑戦している。
(里谷事件には少しガッカリ...。)
ゴルフでは、おなじみ宮里藍選手と横峯さくら選手が 頭角をめきめきと現してきた。
しかし、これらのニューヒロイン。
どの競技がイチバン稼ぎがいいのか。
(トップになったらの場合を考えてみよ。下積みはどの世界も厳しいもんだ。)
やはり、ゴルフなんだろうなぁ。
宮里選手は、もう10代で一億円プレイヤーですか...。
やはりすごいぞ、ゴルフ。
それに比べてフィギュアスケート
フィギュアは大会に出場するにも、金を払わないとアカンのか。。。
ビッグプレイも表彰台も、名をとるためだけか。
アマで比較しているからかな。
でもプロとなった時点でも、現役のときの成績で報酬が決まるようなことがどこかに書いてあった。また日給制が当然らしい。ある程度の実績を続けないとどこか所属の年俸制にならないらしい。.
言うことはアマの時点は自分の価値を決める大事な試金石ということなのか。納得。
モーグル、スノボでも同じような環境となるのだろう。
しかし、競技をショーとして見せられるこれらの競技は逆に良い。
それと比較して卓球やマラソン、アマレスリング...。
プロとしての概念がないせいか。社会人スポーツとしての体裁となっている。
高橋尚子選手がプロとしてマラソンランナーの地位を挙げようと躍起になっているのもうなずけるが、ちと成績不振に陥っちゃったよなぁ。
スポーツ選手の年俸価値って、先人達の努力の賜物なんだ。結局。
ゴルフに、あれだけの賞金を提示できるって、やはり先人達のイメージ作りとおやじ文化継承スポーツだからかな。おやじと言えば、不思議なことにゴルフの2人のヒロインには親父がいつも付いている。
子供に生涯のスポーツを選ぶって、結局は誰が決めたかにも関わっている。
親父が選びそうなゴルフと母親が選びそうなフィギュアスケート。
名をとるか。実をとるか。結構、スタート時点で決まっていたりする。
だが、何事も頂点の者だけに与えられた報酬であることには変わりない。
しかも頂点に登れるのは、ほんの一握りの人間でしかない。
子供にあんまり期待するのもアレだ。やめとこ。
ところで、男子スケート織田信成選手。
優勝しても、戦国武将の織田信長の17代目の子孫とか、違った話題が先行しちゃっているが、もし女子優勝がなくて子孫じゃなかったら、話題にも上らないような悪寒がする。
おっと、いけねぇ。
それにしても、母親の胸で大泣きするのは、天下統一の子孫にしてはちと(以下省略...。)
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