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夜行バス
080119
休み前の日、鰹叩き王国から、どしても帰ってきたくて最後の選択肢の夜行バスに乗った。王国への経路としては、1.航空機−JRor、2.新幹線−JR、3.高速バスとがある。
宿泊して、航空機で帰ってくるのが一番楽なのだが、そうすると休日が半分潰れちゃったりする。休日前と言う事で夜行バスに乗ることにした。夜行バスと言えば、大学生時代、仙台とかへ学会の発表なんかで使ったり、スキーで使ったりしたこともあって、多分大丈夫だろうなんて思ってた。

しかしチケット発売の時点から、暗雲が漂ってた。チケット販売所では長蛇の列。原因は概ね窓口販売員にあった。だらだらと愛想なく応対するおばはん。その後ろではJR職員がチェックしながら見守っているが、そんなことはどこ吹く風。
ワタシの前に並んでいたおばぁちゃん。長いこと窓口に並んで、自分の番になっておっかなびっくりそのおばはんのとこに行った。聞くところ、どうやら連絡していたJRが遅れてしまったので、予約していたバスに乗れなかったらしい。
その無愛想なおばはんが「JRの窓口で延滞証明貰ってきて!」と一言だけ。
悲しそうに、窓口をどこか聞くおばぁちゃん。「それで間に合いますか。」とも聞いてた。それを聞いても何処吹く風のおばはん。しかし、こんな応対、普通ならねぇよ。航空機のANAの窓口だったら、絶対に職員が走ってくれる。しかも、遅れを起こしたのは、あんたのバス会社と同属のJRだぜ。
 怒りを我慢して、自分の番をこなす。ネットで予約してたから、単に入金だけ。話をすると、切れそうだったんで、語る言葉も最低最小限にした。ごちゃごちゃ言っていたが、「あ。そ!」の一言で応対した。

深夜になって、バス停に向かう。結構、人がいる。若い人間、歳食ったおばちゃん、ワタシと同じようなサラリーマン。
若者は交通費を節約して、彼女にでも会う人か。おばちゃんは結婚した娘のとこへでも遊びに来たんだろう。皆、心なしかうれしそうな顔をしてる人はいない。

バスに乗り込む。よどんだ雰囲気に押しつぶされそうになる。

パンフレットに載っていたのは、「ゆったり楽々な3列シート」

現実には、3列に分かれてはいるものの、左側の2列は間隔が20センチ空いただけの隙間。これは通路があると言わない。建築の世界では45センチが人間が横になって通れる隙間だ。先行停留所から乗り込んだ人達はもう落ち着いてる。肘掛けに手を置いている人にぶつかりながら自分用に割り当てられたシートに向かう。そうしないとたどり着けない。途中にショートカット通路もない。リクライニングは一応するが、安眠出来るもの?と聞かれれば、ノーだ。最悪の設計のバス。バスにはトイレが付いているのだが、最も左の席からは夜間には絶対にトイレにたどり着けない構造となってた。安さと時間的節約だけを買ったと自分を納得させる。

バスの使い方の説明放送が一通り済み、消灯する。廻りを見ると、皆、慣れたもので寝息を立て始めている。ワタシはと言うと落ち着かず、ヘッドフォンラジオを聞きつつ目を瞑った。うとうとし始めたが、途中休憩で起こされ、また振り出しに戻る。腰も痛くなり始めた。寝た者勝ちと思ったんで、急いで眠りモードにしたのも遅かった。近くの席の奴の、いびき、歯軋り、寝ながら放屁のコンボ攻撃にやられた。放屁もぴちぴちぴち・・・・と気持悪い音のモノ。最悪の気分。
とうとう最後まで、うとうとしただけで帰ってきた。むかむかしてたので、コンボ親父の顔を拝んでやろうと思って見たら、頭の茶色と白のぶちの汚いおばはんだった。

バスを降りて、朝の冷たい大阪の空気が染んだ
あんまり良い乗り物じゃねーよな夜行バスって...。

娘さん、悲しい時には絶対乗っちゃなんねーよ。
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