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和を知らず
070707

前に書いた「パンかよ」の場所に、行ってきた。
ちなみに、梅干しが有名な場所

今回は現地集合にして、ワタシだけご当地のモンを食おうと先行して現地入り。
ご当地ラーメンなるものを食した。
期待していた割には、味噌文化圏のワタシには、どっちつかずのモンだった。
スープの色はどす黒いが、その割には味は、はっきりせず。かと言って上品でなく....。好きな方はごめんなさい。ワタシには合わない感じ。
何も、味が濃けりゃイイ訳ではないんです。喜多方ラーメンみたいな上品な味でも良い。何かキラリと光るモンがあればイイ。

ご当地の冠を付けるならば、も少し何か欲しいなと思った。
行った店が不味かったのかもしれないけど…。
ラーメンを語ると通の方々が跋扈しそうなんで、この辺で。(笑

今日は、その土地で見た時代の流れみたいなものの話
時間があったので、ゆっくりとトイレの個室に入った。
デパートのキレイなトイレ。やっぱり夏は駅の公衆トイレよりも涼しい商業施設のトイレが良いな。

「今日の打合せはどうなるかな。」なんて思いながら、用を足して個室を出る。

小学生ぐらいの男の子
ぶつぶつ言いながら、ワタシの方へ向ってくる。
ワタシが出た個室へ突進してくる。

「そうか。待っていたのか。悪かったなぁ。」

扉を空けっぱなしにしながら、小用を足している男の子
洋便器の便座を上げるのも、もどかしく便座の隙間から用を足している姿は何だかなと思った。

トイレの中を見まわすと、小便器のあさがおも空いている。
(小便器って、別名あさがおって語られるんですよ。)

「そうか、あの背の高さでは届かないんだなぁ。」

海外のトイレに行って日本人が対面してしまう問題なんで、彼の気持ちは良くわかる。

床まである小便器は、どうしても床との隙間が汚くなるから、設計の際に敬遠されることが多い。
本当は、年齢層が幅広く来訪するデパートみたいな施設には、1箇所ぐらいは床までの小便器を付けなければ駄目だと思うのだが、そのトイレでは、そこまで心配りがされていなかった。

しかし、ふと見ると和便器が空いていた。

日本では衛生面で、洋便器と和便器がセットで設置されることが多い。
多数の人間が使用するトイレでは、接触しない点では和便器は優れていて、設計の際でも一箇所は和便器でと言う要望が根強いのだ。

しかし、その子供には和便器は使用する場所と言う認識がなされていなかった。
背丈からは使用に足り得る。
まぁ中腰にならなければいけないと言う面倒くささがあるのだが、あれだけ急いでいたならば背に腹は変えられないはず。
それが選択肢として選ばれないと言う事は、和便器はトイレとして認識されていないのかもしれない。

小学校とかで、和便器が次々と撤去されていると聞く。家庭では殆どが洋便器になった昨今、使い方すら判らない子供が増えたそうだ。

洋便器が導入された頃、和便器でするように洋便器の高いへりに乗っかって用を足すなんて人がいたなんて話は、今や昔
まさに洋と和が逆転してしまった。
時代の流れを感じてしまうなぁ。

しかし、野山に行って、今時の子供はどうやって大の方をするのだろうか。
やっぱり和方式の方が自然に近い形だと思うのだが…。
| 企画物 | 22:44 | comments (4) | trackback (0)

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