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実るほど頭を垂れる稲穂かな
060902

夏の間、苦労をしてきたプロポーザルが少し前に終了
あまり後味の良くない気分は前に書いた。
あんまり書きたくないけど、自戒を込めて残しておこうと思います。

その後味の悪さは、このプロジェクトの最後に発生した。
内容についてはワタシが殆どまとめたのだが、時間が無くて外観意匠は上のヒト(結構エライヒト)に任せた。その出てきた外観意匠が最悪だった。
ホントはタテモノに魂を入れ込むこの作業は自身でやるべきだったんだけど、あんまり口出しする上のヒトたちに辟易、時間が無かったことを言い訳に頼んだのがケチのつき始め。

出てきた外観。簡単に言ってしまえば、古い。古過ぎるのだ。

「うわ。これいつの時代なんだ。最悪。やばぃ。すべてが台無しだ...。」

上のヒトは一時代を築いてきた自負みたいなもんがあるから、「このタテモノはこの外観が最適なんだ。」なんて思っているみたいだったけど、廻りの人間に聞いたら、10人中、10人が「うげっ」っていう反応だった。

悪い事に、その上のヒトは権力持っちゃっているから始末が悪くて「文句を言うのは許さん。」「何でこれが悪いの」みたいな反応で、誰の意見も聞く耳を持たない。

ネット上だったら、「これはひどい。」みたいなタグが付いて、意見は平滑化されてゆくんだけど、組織としたら権威至上主義みたいなもんがあって、誰も口出せない。中間管理のヒトに強く言ったんだけど、もう権力にはグダグダで取りつく島もない始末。

「あんたがそんな姿勢では駄目だよ。もうこのプロジェクツ。」って言うと、
「仕方ないじゃないか。堪えてくれ。」って...。

直接、換言しても良かったんだけど、上のヒトが結構粘着気質で「根にもつタイプ」、後ですべてワタシの責任に終着させられそうだったんで、バカらしくて止めた。

「何で最初から自分でやらなかった。」んだって後悔しかり。

最後の最後で最悪な気分。折角、夏を費やしてきた仕事が「画竜点睛を欠く」格好になった。
結果はどうなるかまだわからないけど、「駄目でしょ。」みたいな感覚は大きい。だいたい上手く行くプロポって言うのは、感覚でわかる。
多分、結果の駄目も、その上のヒトにうまいことワタシの責任にさせられそうなんだけどね。そうやって上にのし上がったヒトだから…。

こうやって組織って腐って行くんだなぁって感じた次第
時代に乗れないなんて最高にイケテナイ。昔の論理には真の摂理はあるけど、それに拘泥してしまったら終わり。最近、昔ながらの企業が次々に力を失っていっているけど、まさにそれを体感するような出来事。

ワタシもワカモノたちに「稲穂を垂れる」よう謙虚にならなければと思う次第でありました。
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