<< March 2006 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
数の呪縛
060310

恒例となった遠隔地出張。またも飛行機に乗る。
いやーマイルが貯まって参るマイル。。
そんなおっさんダジャレでもやってないと乗りきれなさそう。

チケットに書かれた席番のシートに座ってシートベルトを締めようっかなと思いつつ新聞を広げる。
殆ど座席は前方通路側。乗り降りにすばやく移動可能な通路側がデフォルトになった。
窓の外の景色はもういい。それよりも現地に着いてすばやく荷物をかき出し降りなければ次の移動手段のバスには乗れない。一刻を争うタイムテーブル。

通路側だから窓側の座席の人間が来た時によいしょと空けなければならない。それを見計らってのシートベルト未着用。
そこにせかせかとごま塩頭のオヤジがやってきた。思いっきり詰まった荷物棚に自分の荷物をぐいぐいと押し込む。「おいおい、ワタシの荷物の上に置くなよ。」
オヤジはお構いなしに「えーと、13のAだな。」ワタシの横に滑り込もうとする。
次に若モンも隣にやってきて、その親父に向って「何番ですか」とのたまう。
ワタシの方にも疑惑の目を示してくる。ワタシも間違っていないとチケットを提示する。

ごま塩オヤジ「ここはワシの席だ。」と言いつつごそごそとチケットを取り出す。
そこには14Aと書かれている。
そう、ワタシの席の隣は、12Aなのだ。
結果的に、オヤジが間違っていた。

しかしながら、オヤジにも同情的余地はある。
そう、飛行機の座席には13番は無いのだ。某宗教で忌み嫌われる数字
日本ではそれほど禁忌の番号でもない。普通に考えれば、12番の次は13番なのだ。
あとで調べたがやっぱり、4番も無かった。
さすが命を預ける乗り物だけに、この番号は削るんだろう。

すんません。とも言わずにプリプリしながら席を替わるごま塩オヤジ。
(でもさぁ、あんたの思い込みが招いた一件だろ。も少し恐縮しろよ。オヤジ)

禁忌ナンバー、建築でもホテルや病室は結構気を使うところが多い。
これをすると最終番号が全室数とずれてくるから、ちと始末が悪い。
仕方ないんかな。物理的には同じでも、数字の呪縛みたいなもんに絡め取られるよりは、そっと抜いておいた方がいいのかもしれない。

ところで、そのごま塩オヤジはスッチーのおねぇさんに「この飛行機内では土産もんも売ってないのか。」と大声でのたまわっておった。

「ここは、新幹線じゃねぇ。」と大声で言いたい気持ちを抑えたのは言うまでもない。
| つぶやき | 01:11 | comments (4) | trackback (0)

[1]




↑この広告は借用サーバーから送られてくるものでコンテンツと関係ありませぬ