2006.01.29 Sunday
耐震偽造問題の舌の根も乾かぬうちに、また建築絡みの疑惑が発覚した。
ホテルチェーン東横インの、身障設備のやりかえや偽造の数々...。
最近、この業界にスポットライトが当てられ、色んなところで曖昧な部分が暴かれはじめている。ちと当てすぎ。（笑
東急ホテルチェーン店が類似名なので間違いやすく、東急の方が激怒している。
NHKのニュースでもわざとやっているかのように連呼してて、すかさず抗議が入ったのには笑った。じいちゃん、ばぁちゃんは間違えるだろうな。気苦労、察します。
しかも、この東横インの社長が、頭で思ったことをペラペラペラと語るもんだから、批難ゴーゴー！
それにしても、何で最近不始末をしでかした人間は、頭で思ったことをそのまま語ってしまっちゃうんだろか。も少し、日本人には恥というか恥じらいというか。そういうものがあったはずなのだが...。
そんなもんが無くなったからブレーキが利かなくて、�鼎任盞呂�増えちゃったのだろうか。
正直に告白すると、諸々設計を営んでいると、時々、「この身障設備が無かったなら、ピッタリ納まるなぁ。」と思っちゃうこともあった。
若かりし頃は、あの社長が思っていることと同じことを思うこともあった。
しかしながらそれも条件のひとつ。これがクリア出来なければアウツ！と言うことで、それをクリアーしてなんぼの話だと当たり前のように過ごしてきた。
また、最近はユニバーサルデザインとして、どんな方にも適合するような身障設備が各社から開発されて、「これイイ」ってデザインの設備が増えてきて、建築空間に馴染むものが増えてきたことも苦にならない要因のひとつになったのかもしれない。。
しかし、昔は「おい、それってあまりに直接的でねぇか。」ってな製品ばかりだった。社会全体で、ユニバーサルデザインに進んできたと思っていたのに、今回の一件で、まだこんなことやっている人たちがいるんだなぁと半ばあきれている。
で、こういうバリアフリー設備って体感して必要だと思ったのが、コドモが小さい頃ベビーカーで公共交通機関を利用しはじめてから。
アレって階段は辛い。スロープがあれば必ず使う。エレベーターは混雑していても頭をさげつつでも使った。
逆に、それら設備を整備してない施設は「３流だよなぁ。」と思うようになってから真の意味で、過不足なくかつさりげなく置けるようになったと思う。
かのペラペラ（中身も薄そう）社長、彼も直ぐに老人となる。
その時、初めてオノレが軽視したことに気づくのだと思う。
弱者が増える世の中、銭金だけでなく支え会い文化ある社会となって欲しい。
ところでビフォーアフターが終わっちゃうらしい。
結構、こちらの業界の広告塔として良かったんだけど。
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