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星の格付と言えど
051027

久しぶりに貯まった休日をとった。
平日と言うことで、おざなりとなっていたコドモの保険の関係で近所の郵便局へ行った。
さすがに平日の昼間と言うことで、来ている客層は老人層が多い。

窓口対応は、あきれるほどのどかだ。
この「のどかさ」が老人層の普段の時間の流れにはピッタリ適合していて、彼らから受けいれられるのだろう。
それに、何を聞いても返答してくれそうな親切そうな職員の顔。
これはこれで構わない。
そこに適合したマーケットであるから。

普段、市中の銀行のサービスに慣れている身としては、ちと時間の流れに不満ではあるが郷に入れば郷に従えだ。
ちと長居したのでいろいろと観察した。
地方局の職員数は、ホント少ない。
はがき手紙などの郵便業務に1人、貯金、保険関連に1人、そして双方のフォローに1人の合わせて3人だけだった。

見ていると次から次へとやってくる老人たち。どの方々も言っていることに要領を得ない。サッサッと切り抜けるのは、ほんの一握りだ。
市中銀行ならば、「お客様はこちらへどうぞ。」と別窓口へ連れてゆかれるパターン
でも順番は客により、厳格に守られている。
そんな世界だった。

少しすると、スーツ姿の男性2人組がやってきた。老人たちとは別の種族。
見ていると、しきりに局内を観察、チェックしている。胸には「郵便職員」のバッチを付けている。

最近話題となっている「郵便職員の格(星)付け機関員」かと想像する。
(あくまで想像なので違っているのかもしれない。)

職員の胸のあたりに星を探したが見つけられなかった。

そんなことをしていたら、もう一人太ったおっさんが局内に入ってきた。
先に入っていたスーツの2人組が道をあける。
どうやら、彼らの上司らしい。

しかし、その姿に驚くというよりゲンナリした。
上はよれよれのフリースのベスト。下はそのフリースと同色の綿シャツ。下はコーデュロイの筋が擦り切れたズボン。
見るからに、普段着。しかも家ではき古した様子。
服装如何でどうこう言うつもりはない。

ただ、同じ郵便職員を監査する人間として、あまりにも相応しくない。
局内の人間はきちんと制服を着て、お客さん相手にてんてこ舞いだ。

その横で普段着のおっさんがえらそーに「ここはああだ。こうだ。」とこれみよがしにチェックしている。

よーし、民の眼で星付けたる。
おっさん、あんたは星ゼロだ。

だいたい、3人も監査として人員を割いているんなら、窓口人員をもっと増やせ。
見るからに業務がパンクしているだろ。

最後に笑ったのが、出て行く際、スーツ姿の人間がササッと道を空け、客を制してまで普段着のおっさんの通路を確保した点。おべっかもたいがいにしろつーのだ。
確かに点数つけられるのはツライだろう。でも世間は冷めた眼で見ているぞ。

真面目に働いている職員よりも、そんなだらしない人員を監査職員として雇っている業態事態が間違っている。

でもリストラ対象は、決まって現場一線で汗水垂らしている人間なのだ。
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