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育てた奴
050415

前ログにも書いたが、今週は本当に外出ばかりだった。
仕事が進んでおりません。(涙

しかしながら、2年ほど前にコンペで参画した建物が竣工したとの話を聞いて、いてもたってもいられず見学に行ってきた。
建物カテゴリとしたらワタシとしたらあんまりやらない専門外の分野。人手が足りないとのことでの参画。しかしながら、コンペ。そんじょそこいらのパワーではできない。連日の徹夜は当然。同僚と2人でやったのだが最後にはどろどろヘトヘト、戦友のようになっていた。

その後、ワタシは本来の自分のテリトリーの仕事に戻り、ゲットしたコンペについては、同僚がまとめて、現在の竣工に至った訳です。

通常ならば遠隔地なので遠征と遠征費用は認めてもらえないのだが、一緒に闘い抜いた同僚がかけあってくれて遠征費が出た。ありがたい。持つべきは戦友だ。(笑
関わったことすらすっかり忘れていて、工事中の写真すら見てなかったので声をかけてもらってもう一度復習。
「どうなったんだろうなぁ。いけてるかなぁ。」と見るまでドキドキ。

やはり企画・計画段階で考えたものと、実際に設計を進めていったものは格段に違う。
時には、企画であったものは姿カタチが全く原型を留めていないこともしばしばある。
「おいおいコレって、あの建物か」と過去一度ありました。

関わった仕事は最後まで見たい。しかしながら、全部が全部そういう訳にはいかない。自分の体もひとつだけですから...。経済活動なわけですから...。生み出したコドモも全部は育てられないんです。

実際に見て、多少のマイナーチェンジがあるものの、企画時に考えていたものの姿がそこにはあった。何だが気分は良かったです。

「生みの親より、育ての親」とは良く言ったもので、ここまでのものは同僚の頑張りの賜物。同僚が育てた建築はイケてました。
写真はちとシルエットしか示せませんが、真っ青な空を切り取るその様はシャープでグー。

内部も戦友の頑張りと遊び心がそこには充満されていた。奴に敬意と感謝を示して帰ってきた。
自身ちょっと離れている現場の匂いを嗅いで、心地良い疲れを味わってきた。

あー、やはり育て親を経験できる現場は良いなぁ。
今やってる仕事、がんばろっと。
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