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経験値の差
050413
今週は忙しい。外を廻っていた。
落ち着いてログを挙げられないんす。(笑

神戸では、開港まであと1年を切った神戸空港の一歩手前まで行って来た。
懐かしい神戸の街を眺めながら、震災の姿が嘘のような気分。
ポートライナーに乗車した。相変わらず天井が低く息苦しいような乗り物。速度も遅い。本当にこの交通機関で空港までの人の移動が大丈夫かと他人事ながら心配になる。
将来の空港線の接続地点で下車。そこからはムービングウォークが延々と続いていた。
長い。直線なので本当に殺風景。桜でも植えたらいいのにと思う。

まだ空港までは開通していないが、工事はどんどんと進んでいた。
橋桁を見て、ちと感心。
橋梁の支持点が、すべて免震構造となっているのだ。ゴムと思わしき材料で支えられている。地震の際には、揺れて動いていなせる構造。
あの阪神大震災を経験した神戸。絶対に大丈夫と言われていた阪神高速が倒壊した神戸。「絶対に倒壊は許さない」と言う強い意志を見せつけられたような気がした。
行った付近は研究所の密集地。研究施設のパビリオンの様相を呈していた。
ただ研究所と言うのは、中にはエボラなどの菌を扱う施設もあるんじゃないのかなと訝しげ。もしあの付近で事故がおきたらどうなるんだろう。なんて問題も頭をよぎる。
まぁ、「レインボーブリッジを閉鎖しろ。」じゃないが、本当に島として封鎖できそうだから逆にいいんかと考えた。

そして期せずして今週、大阪での北伸する大阪モノレールの工事の横も通過した。神戸の工法が頭にあったから、こちらはどうなっているんだろうと興味深く見た。
そこでの工法は、従来から橋梁で採られている耐震の構造。
当然、計算されて工事が成されているのでこの工法で全く問題はないと思う。しかしながら、神戸の意気込みを見た後だったから、「どうなんだろう。」と不安に思ったのも事実。

免震構造にすれば、工事予算は格段に上がる。しかしながら、それを採用した神戸と採用しなかった大阪の差。これは、たぶん震災の経験値の差なんだろうと思う。

地震が各地で起こっている。
念には念を入れた対策が、いざと言う時にものを言うと思うのだ。
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