2005.03.22 Tuesday
打合せの電車での帰り。
いつものように、ヒューマンウォッチング。
今日もチェックのしがいのある人物がいた。
ニヤリ。
頭髪はロマンスグレーから、白髪に移りかけている年のころはもう還暦をとうに過ぎたじじぃ。
最初、ワタシの隣の席についていた。
おもむろに、手帳を取り出した。
何げにちらちらとそちらを伺う。
手帳には、1253-3568と4桁×4桁の数字が、小さな字でびっしりと書いてあった。
昔ながらの人らしく、めちゃ達筆。
最近は数字をキレイに書けるヒトが少なくなったなぁと思いつつ、この数字は一体なんだろうと目を瞑りながら考えた。
・4桁×4桁だから、携帯電話番号か...?
>それにしては、これほどまでのじじぃが携帯電話番号を管理してどうする?
で携帯だったら、携帯自体に記憶させるだろう。
・商品番号か
>うーむ。人名対4桁数字の対の組み合わせ。それがイチバン近いかな。
そうこうするうちに、対面の席が空いた。
ワタシにウォッチされているのを、うすうす感じていたじじぃはすかさず前へ移動した。
む、じじぃ。何を恐れる。
さては見てはイケナイ数列なのか。
俄然、興味がそそられる。
もしや。
遠い北の国の乱数表か...。
暗号解読のためのもの...。
じじぃはこちらをちらちらと伺っていた。
うーん、まずいかもしれない...。
そんな興味を抱いた午後のひとときだった。
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