2010.07.25 Sunday
♪あの丘の向こうに
僕らの夏がある
変わらないもの
美しいもの
すべてそこにある
by Tatsuro Yamashita
暑いねぇ。夏、真っ盛りって感じ
味噌の国は、アスファルトが溶け出しそう
ちょっと忙しくなってきた
猿ボボ乃国の追い込みの合間を縫っての鰹節王国への遠征
鰹節王国行きの飛行機の中では、夏休みに入って子供達が夏の冒険に心躍らせている
私の方は仕事用件だけど、そんな歓声を聞くと心躍る
ちんちん電車の車窓から見る景色も夏そのもの
半袖、半ズボンの男の子が虫取り網を持って蝉を追いかけている
ノースリーブの女の子がスイミングバッグを持って自転車で先を急いでいる
そして前方には湧き上がる入道雲
田舎の夏を体感しちゃっている
厳しい遠隔地出張なんだ。夏の気分満喫ぐらい許されて良いでしょ(笑
しかし家族サービスが滞ってるな
マズイぞ。何か考えないと...。
2009.06.28 Sunday
鰹節王国の仕事は第2弾が始まった。
前に向けてのスタート
設計して考えたモノを作ってくれる仲間が出来た。前までは孤独の戦いだったけど、やっとチームで挑める。
こっから幾多の試練が待ち構えているけど、仲間がいるってことは素直にうれしい
で、少しの余裕が出来たんで資格の講習のため加賀の国に行ってきた
講習で殆ど会場に缶詰だったが、昼飯時と夕方と早朝に廻ってきた。
時間が短くて上っ面しかなぞらえなかったけど、気分転換には最高な時間だった
それにしても北の地にあれだけの美しい都市が拡がっているのに、驚いた。
(都会の人間の穿ちすぎか)
さすが百万石都市、前田の殿様って感じ。
近い将来、新幹線が開通するってことで、関東圏からはより近くなるんじゃないのかな
鰹節の国が半分、日常になりかけてきてたところだったんで、新しい刺激
イラストは市場でのヒトコマ
加賀の国はカニで有名だけど季節が季節だけに、さすがにタマは揃ってなかった。
でもマグロのお頭が無造作に売られたりして...。
やはり海産物の有名な地域、どれもこれも旨そうでした。
巷の食堂で海鮮丼を食してきました。旨かったデス。
次はもう少し余裕を持って来たいと思うのであった
やっぱり旅は良いなぁ
2008.06.05 Thursday
雨が降ったり止んだり、そうだよな梅雨だもの
しかし雨の日のボンバルディアは惨い。すんごい揺れだったさ
鰹叩き王国へ通って半年、やっと小休止になりそう。12月からずっと月の3分の1の時間を費やしたことになる。行きつけの店なんてもんも出来た。(笑)
最初はびっくらした「・・・あるろ(あるやろ)」「そうじゃろ(そうやろ)」も違和感なく耳に馴染んできた。良く通ったもんだと思う。
航空機であったり、電車であったり、バスであったり...。
道中はいつも孤独に浸る時間
その時間は何モノにも代え難い考える時間や読書の時間。その友は今まではラジオだった。しかし遠隔地だと電波が入らないノダ。
そこで家電屋へ行ってMP3プレイヤを探した。ipodが欲しいなぁなんて思ってた。けど高っけぇ。そこで見つけた特売品。日本製2GBで\5K。ただ難は色がピンク!
最初、おっさんがこのピンクの奴持ってたら気持ち悪いだろなと迷ったけど、値段に誘惑され購入。ポケット入れとけば誰も気づかないし、気にする奴なんかもいない。
お気に入りを一杯、詰め込んで旅に出る。旅が一段と楽しくなった。結構、無名のインストゥルメンタル。雨の日はそんなイメージで曲を選ぶ。
この梅雨が過ぎたら、また暑い夏がやってくる。そんときはレゲエでも入れてみっか。でも暑いのは嫌だな。
2008.04.26 Saturday
忙しかった。て言うか心理的に疲れた一週間
ばっちり庭園系上部の人々への説明につぐ説明
まぁいつものことだから、アレですが疲れた疲れた
そんな状態で大阪へかろうじてたどり着ける最終列車に飛び乗る。
列車の中は空いててガラガラ。
あえて列車と書いてる。電気で走っていなくてディーゼル駆動。もちろん線路は単線
このローカル列車には車内販売がないから、駅近くのコンビニでビールと缶チューハイとつまみを購入して乗り込む。駅は無人駅だから切符無しで車内へ
「これじゃどこから乗ったか、チェックできねぇよなぁ。」と思っていたら、直ぐに車掌が来てチェック
「大阪まで行きたいんだけど...。」
「はい、じゃ、あとで切符と領収書を持ってきます。」
流れる空気はゆったりしている。仕事疲れの後のこのゆったりとした空気は結構好きだ。
他の乗客も、くたびれたおっさんが多い。
飛行機が運航している昨今、あまりこの列車で大阪まで行こうなんて奴は少ない。会社の経費で落とせるんだから、飛行機の時間に合わせて移動するか、泊まって翌日飛行機で帰るかにするはず。
この列車にいる奴は交通費を浮かせたい奴か、飛行機が怖い奴か、ワタシみたいな物好きだけのような気がする。飛行機での出張の帰りならば同僚と共に語っている姿を良く見るが、こちらは決まって独り者が多い。
寝ているおっさんは、座席のヘッドレストに頭を押し付けているから、決まって後頭部に「寝ハゲ」が出来ている。
おもむろにビールを開け、ピーナッツをほおばる。まだ車窓からは薄暮の景色が見て取れる。ビールが「一日の疲れ」の体に染み込んでゆく。
「ああ、疲れた。。。」
何もかも忘れて車窓の景色を見ながら呆ける瞬間。このクールダウンする時間がとても大切だと感じてる。
車内放送が「次の駅でこの列車は、最後方の車輌の扉は開きません。前の車輌にお移りください。」と語っている。駅のプラットフォームが短いから最後方は外れモノになるっていうこと。ちょっと面白い。
晩酌しながら、弁当も食ってうとうとしてたら、切符のチェックがやって来た。
「おいおい、切符を販売したんでねーの。」
「それはすいません。ここは管区が違うのでチェックが入ります。」だそうだ。
車外は真っ暗になってた。
瀬戸大橋を渡りだした。
昼間は結構大きな音で、瀬戸大橋何周年だかの宣伝をするのだが、夜は真っ暗闇でそこに瀬戸内海が横たわっているなんてことすらわからない。
この橋を渡るとすぐに「きびだんご」の国。そこで新幹線に乗り換える。
不思議なもので、ここで一気に現実に引き戻される。時間の流れが都会の流れになってる。時間が遅くても人が一杯。新幹線の座席は満員だ。そうして、意識を現実に戻してゆく。
これからも、あのクールダウン列車の時間にお世話になる。
2008.04.12 Saturday
また遠征が始まった。
飛行機の便数が減って、いつも使っている丁度良い時間帯の便がなくなってしまった。それに回数券まで廃止されちまった。全日空は何のうらみでもあるのか。
選択肢として残ったのが列車での遠征。
結構、時間がかかるようだが、全行程を含めると飛行機を使うのとそれほど変わらない。飛行機以外の乗り物の時間と乗換え時間がふんだん(笑)にあるっていうことですな。
列車の車窓から見えるのは、もう殆ど田植えを終えた水をたわわにたくわえた水田
陽光を受けきらきらと輝いていた。ずっと続いてきた日本の春の景色
水田に囲まれたあぜ道を郵便局の配達員が疾走する姿が印象的だった。
鰹叩き駅に着くと、新しい駅舎になってた。
大屋根が葺かれてダイナミックになった。そこまでは良かったけど、風情が無くなってしまった。簡単に言うと都会の普通の駅の感じにすぎない。
しかもホームにある売店がこれまたしょぼい。がらんどうの空間にぽつんと「事務机」、その上に駅弁が置いてある。全く購買意欲を沸かせないシチュエーション
いったい、これは誰が企画したものなのか。これほどひどい演出を見たことがない。
もう少し考えた方が良いぞ>JR四国
とか言っておこう。
予算がなくても演出なんて意欲があれば簡単に変えられるはず
観光でやってきた客に対して、どう演出するかってことは大事だと思う。
2008.03.01 Saturday
海外遠征に行ってきた。国外追放ではないけど、ほんの観光、2泊3日の駆け足の行程。そんな行程だから行けるとこはアジアぐらい。行き先は魔都香港
あの狭い地域でこれでもかの建築行為がなされてる国に是非行ってみたかったのだ。
久しぶりの海外。パスポートも切れていたから取り直した。(しかし、高すぎだぜパスポート、1.6万かよ。)
短い行程だったんで、重いからカメラも安物コンパクトで良いやといい加減な選択をした。行き先がアジアだったんで、盗まれたり空港で壊れたりしたら嫌だなぁと思って置いていった。これが今回の最大の過ち。
この国は百万ドルの夜景で有名な国、毎晩8時になるとビル群の夜景のショーが行われる。当然ながら見に行った。函館の夜景も綺麗だったが、こりゃレベルが違う。
で、写真を撮ろうとしたが、安物カメラでは絶対に撮れねぇ。会社の同僚が一緒だったんだが、そっちはデヂイチ。後悔、後悔、後悔。
何で俺はデヂイチを買ったんだ...。嗚呼。
実は、旅の前夜、何回も鞄に詰め込んでは入れ替えたんだ。情けねぇ。
盗まれたり、壊れたりしたらまた買えばいいじゃねーか。嗚呼、ケチ!
でもね。ネットにはプロ並みの写真が溢れている。そっちを見てくださいね。
夜景の参考写真
てなことで、カメラを構えるのは殆どしてない。
街の雰囲気を十分に堪能してきました。それにしても、すごいエネルギーに溢れている街だった。夜11時を過ぎても、人の賑わいは減るどころか増えてきた。至るところに出されているオープンテラスで、沢山の人間がモノを食ってる。そこから吐き出されるこれでもかの食い物の匂い。日本ではあまり嗅ぐことのない匂い。多分、八角と言う香辛料の匂いなんだろうと思う。あんまり好きでない香りだけど、郷に入ればだ。
で、ある昼食、現地のふらっと入れる店でとった。
前に行った海外は欧米豪だったから、片言の英語は通じた。今回は通じないんでないかと心配してたが、行ってしまえばこちらのもの。意思は通じるものの信念で通す決意。
店に入る。もうこの時点で言葉は通じていない。座席に座って、店で食っている人の奴を指さそうとしたが、食べたいものを食ってる奴がいない。で、メニューを見る。漢字のメニューなので、何とか意味あいは判る。メニューを指さした。
すると中国語でまくしたてる店員。どうやら「それは定食メニュー」か何かで、時間帯が違うような意味みたい。これは同僚の推測。
次に出されたのは、完全漢文(笑)だけのメニュー
廻りの現地の人から集まる視線。
「お前ら、文字もわからんくせに店入って来るな」とでもいう雰囲気。
ここで焦ったらアカン。前にフランスでは、フランス語に焦って「それで良い」と曖昧な返事をしたばっかりに出てきたモンはサラダだけだったじゃねーか。
数分、粘ったね。
そしたらどうだろう。店員が奥から、英語付きのメニューを出してきた。
「あるなら最初から出せよ。アホンダラ」
それはそれは、意味がよくわかるメニューで、さらさらと2〜3品選んで食った。
いや、旨かった。他のメシはガイドブックで紹介されてたり、ツアー付きのものだったんだが、この旅行の中で、一番旨いメシだった。
やっぱり、旅行向けにすれたりしてなくて、普通のものが一番なのだ。
夜店もこの国の名物だが、あの辺もすれてる。品物には一切、値札が付いてない。時に片言の日本語を語る店員がいるが、完全にふっかけてくる。
「これいくら。」「うーん、120HK$ね」
悩んだふりして、少し黙ってる。こっちは、街中で同じ品物を交渉して買ってるから相場はわかってる。実は、100HK$(1,500円ぐらい)ふっかけられているのだ。
で、1分後、大げさに廻りに向かって同僚と日本語で「おいおいおい、この店、100$もふっかけてるよ〜。」とやったら、その店員。顔色変えた。で、蔑む顔でその場を去ったら、結構どこまでも追っかけてきてた。笑ってシッってやったら帰ったけど。
でも、そのまま観光ツアーのおばちゃん達は買っちゃうんだろうなぁ。と思う。
とことん、叩き合うんだったら夜店もありかなと感じた。
てなことで、メシと買い物値切り合戦で楽しんでまいりました。
え、建物見学?
忘れてた...(笑。
ま、狭小地にスゴイモンを建てる凄さは感じました。
でも、それってあの国の人々のエネルギーなんだよね。
国の意思なんだよね。
日本のように規制でがんじがらめになったら、絶対できないことなんだと思う。
あれぐらいする技術と技能は日本人だって持ってると思う。なーんてね。(笑
2008.01.12 Saturday
昨年から始まった鰹たたき王国巡業
相変らず路面電車にお世話になってる。平行してJRが走っていて、そっちの方が行程の時間は絶対的に早い。しかしながら、1時間に1本とかの便数で乗り遅れたら、即アウトの地方的なルールに則らなくてはならない。
これは、結構キツイ。都市部では、電車に1本乗り遅れても「次のに乗れればいいや。」なんてことも可能だが、地方ではそれは通用しない。
先日も乗り遅れてみっちり1時間、誰もいない待合室にぽつりと一人待たされた。
そんなこんなで路面電車を使うことが多い。こちらは結構便数はある。噂によれば、この便数の多さが赤字幅を広めているらしいが、是非とも「この下駄履き感はなくさないでいて欲しいな。」なんて勝手なことを思ったりしてる。
この路面電車、少し待つとやってくるのだ。スピードは期待することはできないし、揺れもひどいのだが、時間的余裕があるときは、こちらを利用している。
この路面電車に惹きつけられているワタシがいる。
この車内、生活空間のにおいがプンプンする。
先日も列車に乗り込んだら、ベンチシートを机替りにして、宿題らしいものをしている小学生がいた。こちらでは結構路面電車を通学の足として使っている姿が見られる。都市部でも有名校に通うための電車通学を見かけるが、こちらは徒歩圏で通える位置に小学校区がないということが大きいのだろう。
その横でおばあさんがニコニコしながら見ていて、「そこ違うよ。」とかコメントしてる。小学生も「あ、そうか。」なんて答えてる。みかんなんかを食べてる人もいる。見る感じに、初めて会った二人だが、会話がそこから始まってた。その後も様々な場面で会話が始まっているのが見てとれた。昼に乗ると老人率は高いが、そこは井戸端会議場そのもの。座席はそこかしこに空いているにも関わらず、前目に乗客が集まった場所に、皆寄ってゆく。お隣さんの感覚で会話が始まる。
スローライフそのもの。地方の老人の顔の豊かさみたいなものも感じた。
皆の生活空間の流れに身を浸しながら、トコトコと流れる空気感みたいなものをしみじみと楽しんでます。
そんな空気に浸り大阪に帰ってきたら、駅のホームで「チェダーインゼリー」を飲んでいる白髪、杖をついた老人を見た。一応、仕事をしている風。はた目にも疲れている風体が漂っていた。
それを見てたら、どっちの老人が幸せなんだろと考えた。
都市部のインフラは絶対的にすごくて便利。賃金を稼ぐ場や機会もある。けど、列車での隣人とのコミュニティなんて期待することなんてない。むしろ、都会で育った老人には、それは煩わしいものとして嫌悪するものなのかもしれない。
老後も、選択するのも人それぞれなんだろう。
2007.12.27 Thursday
鰹たたき王国行きが定例化してきた。
この師走の押し迫った今週も行ってきた。
ちと旅疲れと風邪気味で、今日はさすがに酒抜き。
空港に着くと、到着ロビーを通り抜ける。
そこにはおじいちゃん達がどっとソファに座っていた。
皆、農協か漁協かの帽子をかぶってジャンパーを引っ掛けた同じような姿で、一様に到着ロビーの出口を仏頂面で注視している。
「何なんだ。これ。慰安旅行でも行くのか」
と思っていたら、出口から走ってくる子供の姿を見るや否やおじいちゃんが立ち上がって満面の笑みをたたえたかと思うと、大きく手を広げ、孫を出迎える。
皆、孫の来るのを待っていたのだ。それで大きく納得。
地方空港では、この師走ならではの光景が繰り広げられていた。
親父たちとは別便で先に冬休みを迎え、帰省する母と孫たち
多分、家ではおばぁちゃんがご馳走を作って待っているんだろう。
孫の頭を抑えながら駐車場に向かう人達を見ていて、何だかほっこりした気分になった。
我が家も先にコドモたちは帰省して、今は悠々の独り暮し
とは言っても遠征や仕事で家にはほとんどいないんだけどね。
帰りの便では、地方空港で少年が空港職員のおねぇさんに連れら、スチワーデス(客室添乗員って言わないとアカンのか...。)にバトンタッチされ、伊丹の到着ロビーまでしっかりと連れて行って貰ってた。そこには、地方と違っておばぁちゃんが待ってた。
(こういうのはちゃんとどうなるのかそろーっとチェックしてる。)
大阪におじいちゃんは居なかったのは、仕事が忙しいからか。まぁ良い。
でも飛行機の旅って運賃を片方に置いておいたら、めちゃ安全なルートじゃないかなんて思えた。新幹線や特急だったら、電車に乗せても車輌内ではどんな人と接するのかわからない。到着駅の前で降りてしまったらなんて思うこともある。
航空機だったら、客室添乗員という責任持った添乗者の存在がある。また途中下車なんてものはない。いいかもしれないと思った。
そんなこんなで師走はずんずんと深まってゆく。
親父達ももう少しで冬休みだ。
皆さん、今年一年、お疲れさまでした。
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