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これじゃ文化なんて...
051006

旧阪急梅田駅コンコースの解体工事が始まっている。
(前を通過するので気づいてはいたが、忙しかったのでこの話題に触れなかった。)
何と、あのバロックだろか。あの良い感じの空間を取り壊してしまうそうだ。

始めて大阪へ来た際、あの空間に身を浸し、日本にもこんな空間があるのだと嬉しくなった過去を思い出す。くいだおれよりも他の有名近代建築よりもずっと感動は深かった。
在阪でない方ならば、映画ブラックレインで靄の中、故松田優作がバイクで走りまくった場所と言ったらイメージしてもらえるだろうか。

木組みの表し天井の高い天井。きらびやかなステンドグラス。サインにはスチールのパンチング、気品あるシャンデリア。そして文様や絵が入った壁画の数々。
これだけの贅沢な空間は、日本全国探してもないだろう。
公共スペースと言うことで、いつまでも在るものとばかり思っていたのだが、商業論理の上では脆かった。

あの場所は良く人々の待ち合わせの場所になっていて、最初にカミさんと待ち合わせしたのもあの場所だった。大阪には、こんな場所があるのだと誇ってみせたかった。

確かに近代の機能空間からすれば「不便なのだろう。」
機能を配置しなおして、空間を上へ積めばもっと便利になることは想像に難くない。
しかしながら、本当にそれでいいのかと思う。
欧州では、キチンと昔の外壁や空間が残っているではないか。
多少、不便だとしても、それは、文化を育む。愛でる気位。便利以上の何かを我々に与えてくれていたはずだ。
これじゃ、日本に真の意味での「文化」が育つ訳がない。

と思っていたら、反対運動が起きていた。(遅すぎですね。)


「旧阪急梅田駅コンコースを残したい・・」

トラバされたサイトをいろいろ読んで行くと、日本の皆さんも捨てたもんじゃないと思います。
「ホントに良いものはどんな人にもわかるのだ。」と嬉しく思う。

壁画だけは残されるという。
設計者も、心底ではこの空間の価値をわかっていて、何らかのカタチで残したいと言った贖罪の意識があるのだろう。しかし資本の論理の上ではどうすることもできない。
ある意味、可哀想な立場だと思う。
(微塵にも感じていなかったら、設計者をやめるべき)
風聞によると、改築工事を落札された金額も非常に安いと聞いている。
あの空間を意識して、安価な近代材料であの空間を真似したら、空々しいものになるのは間違いない。因果なもんです。

ある意味、偉い人の一世一代の決断なんだろうが、その決断が末世まで誹られる可能性が高いです。

もっと上の方での判断が必要なのだと思う。
英断するならいましかありません偉い人。

明治の建築ではなさそうだが、いっそ明治村に移築してもらいたいぐらい。

新しい建築が良いとは限らないのだ。
| 企画物 | 16:26 | comments (5) | trackback (2)
プロの道具2
050918

仕事が大詰め。
三連休も仕事、どこか一日だけは休むつもりですが。
考えることが、次から次へと出現する。

「あー、ここ変えたいなぁ。」
「ここを変えると、アレ、アレが変わってしまう。」

そう、もうすべてが連関している状況。

「ここはひとつこのまま行って、現場で変更するか。。。」

でもそんな状況となると、寝覚めが悪い。
「えーい、やり直せ。」
またある時点まで戻る。

そんな繰り返しです。


連日、遅くなるのだが、人が少なくなった終電近く、ホームでは人々が捨てたごみを清掃する人たち。

その清掃している方が持っていたプロの道具。

「自家製ちりとり」

下部にはワックスか何かの、一灯缶を切ったものを横向きに置く。
その上には、ダンボールを設置。
持ち手は、木製で使い込まれている。
あんまり、じろじろ見るのも何なのだが、観察してしまった。

下には「ほうき」で掃かれた小さなごみを入れ、上には大物の燃えないごみや雑誌などの紙類を入れていた。

2段式になっていて、機能的。

今のご時勢、市販品が安く売っているのに、それを使わないってことは、よほど使いやすいのか。はてまた大阪市交通局がよほどケチクサイのか。

たぶん前者かと思う。

ありそうで、なさそうなもの
2段式のちりとり。

製品化?
いやいや、需要がそれほどあるとは考えられない。

それにしても、一灯缶。
昔はいろいろ使ったいたように思う。

焚き火に使い、網置いて秋刀魚や肉やヤキイモ焼いたりしてた。

ドリフのコントでは、アタマに落ちてきたり...。

プロレスで悪玉が必ず、善玉のアタマをかち割るのに使ったり...。

いつも、なんでプロレス会場に一灯缶があるんだと思っていた。
| 企画物 | 01:03 | comments (2) | trackback (0)
Musical Baton
050621

つーぶろの「ごうもしくは…」さんから、Musical Batonなるものが送られてきた。
言ってみれば、あなたの現在の音楽観をブログで書いて、トラバでつなぐって感じですか。
一応、答えだけは書きますね。


【Q1.今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量】

★ゼロ★

PCは旧式のハードディスク容量が全然ないもの。絵データだけで一杯なので音楽を取り込むことは...ない。
あー、容量のあるPC欲しー。


【Q2.最後に買ったCD】

・最近、中古屋でpuffyの「JetCD」を¥200で購入した。
(コドモが聴きたいということで)
しかし、思った以上にビートルズ好きの世代からすると、懐かしい響き。
ある意味、奥田民生は天才的な詐欺師だと思います。


【Q3.今、聴いている曲】

・主にFM802しか聴いておりません。


【Q4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】

・Sex Machine/James Brown
 御大、ライブで本物見たときはパワーに圧倒されましたです。

・I Can See Clearly Now/Jimmy Cliff
 今、キムタクのドラマでテーマになっているけど、やっぱりクールランニングです。
 あーいう楽しい映画って最近なくない?コメディが流行らないんか?

・Can't Help Falling In Love With You/Ub40
 うーんエルビスの名曲のカヴァー。

・Jovi Jova/Gipsy Kings
 殆どの曲がCMに使われているということは、それだけキャッチーということか。
 でも休日の昼間、ビールを飲みながら聴くならこれなのだ。
 草原が目に浮かぶ。

・Back to Oakland/TOWER OF POWER
 ホーンセクションのバンド数あれど、リズムセクションがこれだけノリノリのグループは少ない。サイコー。

[欄外]
・SAS
 日本のグループでは、サザンはいつまでも聴いています。


【Q5.次に、お願いしたい人】

これって結構タイヘンなので、ここで打ち止めしますぜ。
(って自分だけやってるじゃん。)
もしこれを読んでやりたいと思った方は、コメントしてください。
トラバ打ちますからne!
| 企画物 | 01:08 | comments (4) | trackback (0)

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